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犬の消毒について
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    ウイルス性の感染症や風邪などが流行る季節、愛犬の体調が気になりませんか?
    ヒトは手洗いや手指の消毒が勧められますが、愛犬はどうすればいいのでしょう?

    ヒトの病気は、基本的には犬に移ったり媒介したりはしません。
    しかし、近年ウイルスの変異などにより、犬もインフルエンザなどヒトと同じ病気にかかる、という報告もあります。

    過剰に心配する必要はありませんが、予防措置として愛犬自身や身の回りの物を清潔にすることは良いことです。
    その際どのようなものを使うべきか、一度確かめてみてください。

    消毒とは?

    消毒は、ウイルスや細菌などの病原体を、殺したり増殖を抑えることで、体に病原体が入ることを防ぎ、予防することを目的とします。

    注目してほしいのは、どのような消毒薬も病原体だけでなく、付着する愛犬の肌などの細胞にも影響を与える、ということです。
    そのため過剰な消毒は、かえって愛犬の肌を痛め、悪影響を与えます。
     

    身の回りにはいろいろな消毒薬がある

    身近な消毒薬の代表例はエタノール(アルコール)、ヨード、クロルヘキシジン(ヒビテン・マスキン水)、次亜塩素ナトリウム(塩素)などがあげられます。
    これらは薬局などで購入することができます。

    たとえばアルコールはウイルスにも効果がありますが、ヒビテンにはありません。

    また塩素は芽胞菌という耐久性の強い菌にも効果がありますが、そのぶん皮膚などへの刺激が強いです。
    そのため愛犬自身への使用は勧められず、食器やおもちゃなど環境への使用が勧められます。

    まとめ

    消毒剤は、種類によって細菌やウイルスに対する効果が異なります。
    目的に合わせて消毒薬を選ぶようにしましょう。

    犬の消毒が必要な場面については「愛犬と周りの環境どちらも清潔にする方法」をご覧ください。

ウイルス性の感染症や風邪などが流行る季節、愛犬の体調が気になりませんか?
ヒトは手洗いや手指の消毒が勧められますが、愛犬はどうすればいいのでしょう?

ヒトの病気は、基本的には犬に移ったり媒介したりはしません。
しかし、近年ウイルスの変異などにより、犬もインフルエンザなどヒトと同じ病気にかかる、という報告もあります。

過剰に心配する必要はありませんが、予防措置として愛犬自身や身の回りの物を清潔にすることは良いことです。
その際どのようなものを使うべきか、一度確かめてみてください。

消毒とは?

消毒は、ウイルスや細菌などの病原体を、殺したり増殖を抑えることで、体に病原体が入ることを防ぎ、予防することを目的とします。

注目してほしいのは、どのような消毒薬も病原体だけでなく、付着する愛犬の肌などの細胞にも影響を与える、ということです。
そのため過剰な消毒は、かえって愛犬の肌を痛め、悪影響を与えます。
 

身の回りにはいろいろな消毒薬がある

身近な消毒薬の代表例はエタノール(アルコール)、ヨード、クロルヘキシジン(ヒビテン・マスキン水)、次亜塩素ナトリウム(塩素)などがあげられます。
これらは薬局などで購入することができます。

たとえばアルコールはウイルスにも効果がありますが、ヒビテンにはありません。

また塩素は芽胞菌という耐久性の強い菌にも効果がありますが、そのぶん皮膚などへの刺激が強いです。
そのため愛犬自身への使用は勧められず、食器やおもちゃなど環境への使用が勧められます。

まとめ

消毒剤は、種類によって細菌やウイルスに対する効果が異なります。
目的に合わせて消毒薬を選ぶようにしましょう。

犬の消毒が必要な場面については「愛犬と周りの環境どちらも清潔にする方法」をご覧ください。

著作者プロフィール

獣医師 飯塚美幸

麻布大学獣医学部獣医学科卒業。 現在は埼玉県三郷市の動物病院にパート勤務しています。 動物病院での仕事の際には、飼い主様の気持ちに寄り添って治療を進めていけるよう心がけています。 同じ志で、記事もお伝えしたい思っております。 猫好きな男児2人の子育て中です。

2020年11月06日

獣医師 飯塚美幸

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